野球というスポーツの歴史と予備知識「野球上達への道標」
野球というスポーツを楽しむために!
野球とは、9人でチームを構成し、勝負を競い合う競技です。投手がボールを投げて打者がそのボールを打つことで点を取り合い9回を表と裏で攻守交替する球技です。
表と裏で攻撃と守備が交互に行われ、必ず「1選手(投手)対1選手(打者)」の対決が毎回繰り広げられます。
つまり、攻撃と守備の機会が均等に与えられている点も野球の特徴であり魅力の一つでもあります。
団体スポーツでありながら個人競技の要素が非常に大きいのが他のスポーツにはない要素で最大の魅力かと思います。
そのために伝説の名対決や劇的な幕切れなど、プロアマ限らず数多くの泣き笑いドラマが記憶されるわけですね。。。
そういったドラマチックな要素も野球を虜にする理由かと思います。
攻撃と守備が均等に与えられる。裏を返すと1チームでやることが多い訳ですよ。攻撃ではバッターがいてランナーがいて、守備ではピッチャーがいてキャッチャーがいて野手がいて、チームを指揮する監督、コーチ、スコアラー、試合を進める審判、、と、携わる人数も多いし、ルールもかなり複雑かと思います。
決して単純ではないスポーツですが、一旦覚えるとその奥深さと玄人受けする競技資質が、末永く愛される理由かと思います。
野球の本質は「打って走って守って」というスポーツの醍醐味を満喫すること
野球は、9人ずつの選手からなる2チームが対戦する球技です。
両チームが攻撃と守備を繰り返し、得点を取り合うというものです。
守備側の選手がボールを投げ、それを攻撃側の選手がバットで打つということが基本です。
バットで決められた範囲内にボールを打ち返すことができればグラウンドに置かれた塁に進むことができます。
攻撃側の選手は、本塁からスタートし→1塁→2塁→3塁と進み、3塁の後で本塁に帰ってくることができれば得点となります。
本塁に帰ってきた得点の多いチームが勝利します。
先に攻めるチームは「先攻」、後から攻めるチームは「後攻」となります。
攻めているチームが3回「アウト」を取られると攻撃の権利は相手チームに移ります。
両チームがそれぞれ1回ずつ攻撃し、守備を行うことを「イニング(回)」といいます。先攻チームが攻めている時をその回の「表」
後攻チームが攻めている時はその回の「裏」
になります。
基本的には9イニングでゲームは終了し、その時点で相手チームより得点の多いチームが勝ちとなります。言葉で表すと、なぜか解りにくいかも知れません。
まぁ、野球というスポーツがよく解らないという方も、あまり難しいことは考えずに「打って走って守って」というスポーツの醍醐味を満喫できればいいですね。。。
野球の試合の勝敗はどうやって決まるのか?
野球の正式試合は、ルール上9イニングと定められています。
しかし、9イニングが終わらなくても正式試合になることがあります。
マイナーリーグではダブルヘッダーの2試合目を7イニングとしたり、
日本でも少年野球等では体力に配慮して回数を少なくしている場合もあります。
【9回表で終了する場合】
9回表の先攻チームの攻撃が終了した時点で後攻チームが勝っている場合、9回裏の攻撃は行わず、後攻チームの勝ちとなります。 基本的には9回の攻撃を終了した時点で、得点が多いチームの勝ちとなりますが、さまざまな特例があります。
【延長になった場合】
9回裏が終了して両チーム同スコアの場合は、延長戦を行います。延長回の表裏を終わって、先攻チームの得点が多い場合(先攻チームの勝利)、または後攻チームが攻撃中に決勝点をあげた場合(後攻チームの勝利)に試合は終了します。
ルール上は、勝敗を決するまで試合を行うのが原則です。しかし現実的には、「日本のプロ野球では延長は最長12回まで」「試合開始から5時間を超えて新しい回に入らない」「午前0時を過ぎて新しい回に入らない」など、各団体によってさまざまな取り決めがあります。
【コールドゲーム】
コールドゲームとは、9回を終了する前に、球審が試合終了を命じた試合のことです。
次の条件を満たしていれば、コールドゲームは成立し、正式試合となります。
@.5回の表裏を終了した場合
A.5回表の終了時に後攻チームが勝っている場合
B.5回裏の攻撃中に後攻チームが勝ち越した場合
C.5回裏の攻撃中に後攻チームが同点に追いついたとき、終了を命じられた場合
アマチュア野球では、基準イニングを5回より多くしている場合もあります。これは試合数が少なく、できるだけたくさんのイニングを行わないと運・不運が勝敗に影響することを考慮した特別規則です。たとえば、東京六大学では7回が基準です。
一方、高校野球の地方大会など、得点差によってコールドゲームとするイニングを設定している場合もあります。5回で10点以上の差がついた、7回以上で7点の差がついた場合などにコールドゲームとするわけですが、これは試合進行上の理由によって設けられた特別規則です。
その他、
以下のような場合で試合が終了することがあります。
【タイゲーム】
試合が終了した時点で両チームの得点が同じだった場合は「タイゲーム」となります。両チームが同点で終わった正式試合です。延長戦を終了して同点だった場合、コールドゲームで5回以上の回の表裏が終了した時点で同点の場合、もしくは後攻チームの攻撃中に同点になったとき試合が打ち切られた場合などがこれにあてはまります。
【ノーゲーム】
正式試合となる前に、球審が試合の打ち切りを命じた場合は「ノーゲーム」となり、試合は無効となります。最初から試合が行われなかった場合、4回で打ちきりになるなどコールドゲームまで至らなかった場合がこれに当てはまります。
【サスペンデッドゲーム】
後日試合の続きを行うことを条件に、一時停止された試合のことです。サスペンデッドゲームの対象となる理由は、法律による娯楽制限、時間制限、日没、照明の故障、天候状態などです。試合を再開するときは、停止した状態とまったく同じ条件で始めます。出場選手も打順も同じで開始するのが原則ですが、規則に認められている選手交代は可能です。
野球の歴史:野球とはフィールド(野)でボール(球)を追う
いったい野球という球技は日本にいつ頃渡ってきたのでしょうか。
それにはいろいろな説があるようです。
最も有力なのは、明治五年(1872年)ごろに開成校(東京大学の前身)のアメリカ人教師が、学生と一緒に楽しんだのが始まりとか。
その教師が開成学園(東京大学の前身)のホレエス・ウイルソン(アメリカ人教師)であるとされています。明治6年(1873年)のことでした。
その後、明治10年(1877年)には、日本で初めて社会人のクラブチームが誕生しました。作ったのは、平岡熈(ひろし)当時22歳。機関車製造技術を学ぶために1871年にアメリカに渡り、1877年帰国して今の国土交通省に当たる工部省の技師になった人物です。
平岡煕氏はアメリカから用具と共にベースボールを輸入(1876年)し、2年後には「新橋アスレチック倶楽部」を結成したのです。
このクラブチームは、ユニフォームを着てプレーした最初の野球チームでもあるといわれています。
この後、第一高等学校や帝国大学の学生らによって野球が活発になっていくのです。
鉄道局員や外国人技師などがメンバーで、徐々に結成されて来た大学チームと対抗試合を行う。特に熱心だったのが第一高等学校(東京大学)でした。
中馬庚氏が、ベースボールを「フィールド(野)でボール(球)を追う」ことから、初めて「野球」と呼び(1894年)、第一高等学校対第三高等学校(京大)戦が人気を集め、野球が広く一般にも親しまれるようになったのです。
以後、早慶戦や全国高校野球大会やプロ野球の発展により一般的な呼び名として広まり、現在に至っています。